ビットキー、“暮らし” におけるコネクトプラットフォーム「homehub」を提供開始
株式会社ビットキー(所在地:東京都中央区、代表取締役:江尻祐樹・福澤匡規・寳槻昌則)は、暮らしとそれを豊かにする「サービス/モノ」の間にある「分断」を無くし、シームレスにあらゆるサービスを利用できるコネクトプラットフォーム「homehub」の提供を開始します。まずは、今冬より一部エリア・マンションにて利用可能となります。
■homehubとは
人それぞれ快適な暮らしを送るために、暮らしとサービス/モノの間に存在する「分断」をなくし、新しいライフスタイルを実現させるためのコネクトプラットフォームです。ビットキーが提供するサービスやモノに限らず、他社の提供するサービスやモノとも連携が可能です。また、IoT家電や、置き配・家事代行サービスなど自宅で利用するサービスだけでなく、地域の共有施設や街においても、モノやサービスを連携させることで、暮らしにおいて一貫した体験を得ることができます。
■今冬より提供する内容
今冬、一部エリア・マンションではエリアコミュニティやコネクトパートナーとの連携が実現し、順次、対象者の方へご案内を開始する予定です。まずは、ビットキーが販売しているbitlockシリーズや顔認証システムにより、街の共有施設の予約や鍵受け渡しの効率化・非対面化からはじめ、宅配事業者やサービス事業者と連携した再配達問題の解消も目指します。
■homehub開発に至る社会課題
昨今、デジタル上では生活を充実させるサービスが増え、Web上で簡単に検索/予約/購入ができるサービスも充実してきました。加えて、日本人が所持するスマートフォンアプリの平均個数は2019年末時点で99個*にものぼり、2018年の82個から120%増加しています。このため、便利なサービスやモノが増えることはメリットですが、毎回、アカウント登録やログインが必要になり、使い分けることによる手間が増大している状況です。ビットキーではこれを「分断」問題と呼んでいます。
また、前述のように検索/予約/購入などは便利になりましたが、実際にサービスを受け取ったり、利用したりするためのリアルな体験には課題が残っています。例えば、買い物はECサイトで24時間場所を問わず可能になりましたが、受け取りは日時と場所を指定し、対面で対応が必要です。これを受け取れない場合は「再配達」となり、昨今はこの再配達率の高さが社会問題のひとつになっています。これは、荷物の受け取り手と配達員が同じ時間・同じ空間にいなければサービスのやりとりができない点に課題があり、デジタルで解決されていない領域です。ビットキーはこれを「時空間一致」問題と呼んでいます。
ビットキーはこの2つの問題を大きな社会課題としてとらえており、デジタルもリアルも横断し、既存の便利なサービスやモノをつなげるシームレスな体験を提供することで、この課題の解決するため、homehubを開発しました。
* App Ape モバイルマーケット白書2019
■ビットキーがhomehubを提供する背景
ビットキーは2019年4月に家庭用スマートロックbitlock LITEを発売して以来、シリーズ累計受注数は33万個にのぼり、日本で急速にドアのスマート化を進めてきました。このスマート化は、前述のようにデジタルで解決されていない「リアル」の領域をシームレスにするための役割を持っています。また、ビットキーはデジタルコネクトプラットフォームbitkey platformやConnect OSなど、あらゆる企業の既存サービスやモノがつながり、利用者に包括的な体験を提供するためのコア技術を保有しています。この2点の理由から、homehubの提供を決めました。
■homehubと様々なサービス・モノとの関係図
■homehubでのコネクト例
■今後の展開
今後は、スマート家電や住宅設備メーカー、暮らしのサービス事業者、不動産デベロッパーなど、コネクトパートナーを広げ、順次、「コネクトサービス」での価値提供を進めていきます。
また、多様なコネクトパートナーの皆様と、コネクトサービスの輪を広げ、将来的には交通機関、公共施設の予約、行政システムなどとの連携を視野に入れたプラットフォームづくりを目指していきます。
■このようなコネクトパートナーを募集しています
homehubは多種多様なコネクトパートナーによって、ユーザーの日々の暮らしが豊かになります。homehubを活用することで、ユーザー体験性の向上が見込め、他サービス・製品との連携コストの課題も解決できます。
・住宅デベロッパー/オーナー
・住宅設備メーカー(鍵・エレベーター・給湯器・照明)
・IoT機器メーカー
・家事支援サービス(家事代行/洗濯代行/食品・日用品宅配サービス/弁当宅配 等)事業者
・マンション住民や管理者向けITシステムのベンダー
・福祉サービス事業者(訪問介護/オンライン診療等)
・公共交通機関
・地域情報掲示板/地域コミュニティアプリ
・各地方自治体
・小売事業者 他、暮らしのサービス事業者、メーカー
■homehub画面イメージ
■bitkey platformとは
認証・認可、ID連携、分散システム、暗号化技術などを研究し、独自に組み合わせて応用・開発した“世界中のあらゆるものを柔軟につなぐ”ID連携・認証、権利処理のデジタルコネクトプラットフォームです。旧来の、IDを1つに“統合”する考えとは異なり、各事業者の提供するサービスそれぞれのIDは残したまま、ID-Hubを提供することで、さまざまなサービスを“つなぐ”ことができる新しい概念をもっています。