ビットキー、大京アステージと穴吹コミュニティが行うDXによる次世代型マンション管理サービスの試験運用に技術提供
顔認証や暮らしのコネクトプラットフォームでマンション管理員の人手不足に対応
株式会社ビットキー(所在地:東京都中央区、代表取締役:江尻祐樹・福澤匡規・寳槻昌則、以下ビットキー)は、株式会社大京アステージ(本社:東京都渋谷区、社長:三宅 恒治)と株式会社穴吹コミュニティ(本社:香川県高松市、社長:三宅 恒治)が推進する、デジタルトランスフォーメーション(DX)による次世代型マンション管理サービス開発のための試験運用へ顔認証システム、スマートロックbitlockシリーズ、暮らしのコネクトプラットフォームhomehubおよび連携したスマートフォンアプリ(以下スマートフォンアプリ)を提供することをお知らせします。本試験運用は2020年12月21日より開始されます。
■技術提供の詳細
・homehub(管理会社向けの管理システム)
・homehubと連携したスマートフォンアプリ(管理員・作業員向けの報告アプリ)
・bitlock GATE(自動ドア用のスマートロック)
・顔認証システム(顔を認識し、bitlock GATEを解錠するためのシステム)
■”次世代型マンション管理サービス”の試験運用 実施の背景
近年、日本の労働人口減少の影響を受け、労働集約型のマンション管理業務は「人手不足」「人件費上昇」などの課題が大きくなっています。そのため、多様化する居住者のニーズに応えつつも、管理業務の生産性向上が急務となっており、大京アステージと穴吹コミュニティは、管理業務の改革を目的としたデジタルトランスフォーメーション(DX)プロジェクトを立ち上げています。本プロジェクトの一環として、ビットキーの技術の実用化を視野に試験運用を開始いたしました。
■試験運用の概要
実証実験の期間 :2020年12月21日~2021年2月(予定)
実証実験の対象 :首都圏9棟のマンション管理組合(東京、千葉、埼玉)
実証内容 :管理員業務の一部デジタル化運用・効率化の検証
※試験導入の内容は変更になる可能性があります。
■試験運用の内容と効果
① 管理報告業務のデジタル化によるリモートワーク実現
これまで物件の管理員や点検・清掃を行う協力会社の作業員は、管理会社の本部勤務者(以下、スタッフ)に対して紙で報告が必要な場面があり、リアルタイムに報告を受けられず、かつ受け取りのためにスタッフの出社が必要になる課題がありました。
この度の試験運用では、管理員・作業員はスマートフォンアプリから報告内容の入力・送信を行うことで、リアルタイムでの報告が可能になり、スタッフのリモートワーク推進も目指します。
② デジタルキーの利用で管理人立ち合い業務を不要に
従来、清掃や点検などのために作業員が一時的に物件への入館が必要になる場合、鍵を開けるための立ち合いが必要であり、土日など管理員不在時のシフト調整などが課題となっていました。この度の試験運用では、homehub、スマートフォンアプリ、顔認証システムとスマートロックをつなげることで、条件(人・回数・時間など)を指定した、一時的に利用できるデジタルキーをスタッフから作業員に生成・直接送付することが可能に。管理員の立ち合い不要かつ、非接触での鍵受け渡しが実現することで、管理業務の効率化を見込んでいます。
③ 入退館履歴データ活用による業務効率化とセキュリティ向上
デジタルキーで入退館を行うことにより、スタッフは作業の開始・終了時間や入退館者の把握ができます。データを蓄積し、活用出来るようになることで、管理効率やセキュリティの向上が見込めます。
ビットキーは本試験運用の結果をもとに、両社の管理受託物件における2021年度中の本導入に向けて、さらなるサービスの改善やhomehubの機能拡張を進めてまいります。
※homehub管理システム画面イメージ
■homehubとは
人それぞれ快適な暮らしを送るために、暮らしとサービス/モノの間に存在する「分断」をなくし、新しいライフスタイルを実現させるためのコネクトプラットフォームです。ビットキーが提供するサービスやモノに限らず、他社の提供するサービスやモノとも連携が可能です。また、IoT家電や、置き配・家事代行サービスなど自宅で利用するサービスだけでなく、地域の共有施設や街においても、モノやサービスを連携させることで、暮らしにおいて一貫した体験を得ることができます。