ビットキーのスマートロックとhomehub、レオパレス21で採用。「国内最大規模」44万戸に設置
株式会社ビットキー(本社:東京都中央区、代表取締役:江尻祐樹・福澤匡規・寳槻昌則、以下ビットキー)は、株式会社レオパレス21(東京都中野区 社長:宮尾文也、以下レオパレス21)が「賃貸管理物件の入居者様の利便性向上」と「DXを通じた賃貸管理業務の効率化」を目的に、ビットキーのスマートロックと、暮らしのコネクトプラットフォームhomehubを採用したことをお知らせします。2022年6月より、レオパレス21が管理する賃貸物件の約8割に該当する44万戸を対象に設置を開始します。なお、同規模での賃貸住宅へのスマートロック設置は、業界最大規模* となります。*単独の企業・個人が管理する賃貸住宅のスマートロック設置数において。(2022年1月現在レオパレス21調べ)
ビットキーのスマートロック採用の背景
レオパレス21はかねてより、DX化を見据えたサービス向上の取り組みを行っており、特にコロナ禍においては感染症対策のために、非対面・非接触対応等の社会的要請に対し、お部屋探しの相談や契約手続きのオンライン化などを進めていました。しかし、鍵の引き渡しについては、新築物件へスマートロック「Leo Lock」の設置を進めていたものの、設置諸条件や初期投資額などの障壁、入居者専用サービス「レオネット」を始めとした各種システムとの連携が困難な点などから、設置物件の数の拡大・普及には課題があり、お客様に来店いただく際の手間が残っていました。
今回、ビットキーのスマートロックおよびhomehubを活用することで、前述のような課題が解消されたことから、この度の国内最大規模での採用に至りました。
レオパレス21 執行役員 / 賃貸事業部 営業推進部長 勝又 啓二様
賃貸物件の管理には「鍵」に関わる業務が多く存在します。そのため、かねてよりスマートロックを一部の物件で採用していました。しかし、全戸への採用には課題があったことから、物理鍵の物件とスマートロックを設置している物件の2通りの運用が発生し、賃貸管理業務の効率化が進まない状況がありました。今回導入するビットキーさんのスマートロックはラインナップが複数あり、幅広く当社管理物件の鍵に対応できたことに加え、初期費用を抑えて導入できる手軽さも採用のポイントとなりました。また、ソフトウェアの開発力が高く、homehubのスマートフォンアプリや鍵管理、内見予約などのシステムと、当社の各種システムが連携できる拡張性があり、それらの連携による事業の発展性が期待できた点も、採用に適していたポイントです。今後、スマートロックは賃貸物件で必須アイテムになると考えています。業界のリーディングカンパニーとして、この取組みを通じて、不動産テックの活用を後押しする役割を担いたいと考えています。
スマートロック採用の効果
スマートロックの導入により、レオパレス21は賃貸仲介業者様との鍵の受け渡し業務が効率化されるほか、キーボックス等の運用で発生する空室の犯罪利用抑止にも寄与します。
加えて、物件の入居者様、内見希望者様・賃貸仲介業者様などにそれぞれ下記のメリットがあります。
<物件入居者様>
スマートフォンの専用アプリやICカード、テンキーでの暗証番号入力など、複数の認証手段で玄関扉の鍵の解錠ができるため、入居者様はキーレス環境が実現し、鍵の紛失リスクも軽減されます。また、室内にスマートフォンを置いたままオートロックで閉め出されてしまうインロックなどのトラブル時には、ICカードなどのセカンドキーや暗証番号によって簡単に対応することができます。さらに、入居者様が不在時には、利用時間や回数制限のある「ワンタイムチケット」や「ワンタイムパスコード」を訪問した家族や友人に送付することで、暗証番号やスマートフォンによる解錠・入室が可能です。オートロック機能に加え、施解錠履歴の管理機能も備えているため、セキュリティ対策も万全です。
<内見希望者様・賃貸仲介業者様>
お部屋探し中のお客様は、「ワンタイムチケット」により、一時的に解錠が許可されるため、営業スタッフの同行なく、お客様単独による完全非対面かつ鍵の貸出しの手間を省いた内見が可能となります。入居契約後は、SMSやメールを使用した手続きで、入居開始時に鍵受け取り目的の来店が不要となるため、移動時間や手間を削減することができます。
賃貸仲介業者様には、スマートロックと連携した内見予約システムを提供します。これにより、管理物件の内見を希望される場合に発生していた、管轄店舗への電話連絡、物件状況の確認や、管理用の鍵の貸与が不要になります。システム上での内見を予約し、「ワンタイムチケット」を受け取ることで、よりスムーズな内見手続きと鍵の管理を実現します。
採用された製品について
<edロックPLUS Bitkey Edition(イーディーロックプラス ビットキー エディション)>
ビットキーが販売する、次世代型スマートロックです。総合ロックメーカーアルファの累計販売台数26万台の電子錠edロックPLUSと、ビットキーのデジタルキーの技術が融合し実現しました。edロックPLUSの従来保有している解錠手段(ICカード解錠、テンキー解錠)に加え、スマートフォンアプリでの解錠や、施解錠履歴の通知・ワンタイムチケット(時間や回数を指定したデジタル上の鍵の生成と発行)などの機能があります。
<bitlock MINI(ビットロック ミニ)>
ビットキーが販売する住宅用のスマートロックです。拡張アイテムbitreader+を組み合わせることで、スマートフォンアプリでのカギの施錠/解錠、施解錠履歴の通知・ワンタイムチケット(時間や回数を指定したデジタル上の鍵の生成と発行)などの機能に加え、ICカードや、テンキー解錠も可能にしています。bitlockシリーズは「スマートロック国内累計販売台数」で1位を獲得しています。*2021年9月時点 ESP総研調べ
<bitreader+(ビットリーダープラス)>
bitlock MINIの拡張アイテムのひとつです。ドアの外側に取り付けることで、4〜12桁の暗証番号によるテンキー操作やICカード、モバイルFeliCaのタッチでカギを解錠することができます。IPX5相当のため、濡れた手で触ることも可能です。
<homehub(ホームハブ)について>
ビットキーが開発する暮らしのコネクトプラットフォームです。「暮らしとサービス/モノ」間の分断を解消し、IoT家電や置き配・家事代行サービスなどと連携させることで、暮らしにおいて一貫した体験を得ることができます。また、不動産管理会社などに鍵の発行システムや内見予約システムなどを提供しており、内見予約に連動した鍵の自動発行をするなど、業務のDXを可能にしています。